2019.09.06
週1回のペースでアニメの制作進捗やゲームの内容などをご紹介している「ぬるぺた」ブログ。今回は原案・脚本のはとさんと監督の小倉宏文さんインタビューの後半です!
今回は先日行われたアフレコの様子やゲームのお話なども聞いてきました!
――本日はアニメ版の初回アフレコが行われましたが、手応えはどうでした?
小倉:登場人物が少ない作品なので、ぬるとぺたの印象がかぶっちゃうと嫌だなと思っていたんです。ところが、今日の収録ではまったくそんなことなかったです。ぬる役の和氣あず未さんと、ぺた役の上田麗奈さんとで話し合って差別化されていたのか、そのあたりはわからないのですが、とても考えてお芝居してくださっているなと思いました。
はと:ぺたロボのお芝居も発明だなぁといった印象でおもしろかったです。ロボに寄せるのか、人間に寄せるのか、大きく2つの方向性があると思うのですが、よく考えると、ロボがカタコトでしゃべる理由ってあまりないんですよね。
小倉:最近はスピーカーですら流ちょうにしゃべりますから。僕らが子どもの頃に思い描いていたロボットと、今のロボット像とでは雲泥の差がありますよね。ロボットだから血は流れていないんですが、上田さんのお芝居によって“血が通った”という感じです(笑)。
はと:人間同士のお芝居ならある程度想像できるのですが、本作はロボットと人間のお話でもあるので、全員のイメージを統一するのが難しい部分もあったんですよ。今回、それを芝居で補ってもらえた感じです。ぬるとぺたロボの距離感も再確認できました。ロボットでありながら、声を張るシーンなどは特におもしろく、今までにないロボット観が完成してしまったかもしれません(笑)。
小倉:声優さんのお芝居を、その後のコンテや作画などの作品づくりにフィードバックしていくこともあるので、今日の収録から得ることは大きかったと思います。
――ところで、アニメ版と連動するゲーム版はどんな作品になるんですか?
はと:いわゆる2Dアクションゲームで、海外のアニメファンやゲームファンにも遊んでもらいたいです。ストーリーでは、姉妹のキャラクターをより深く掘り下げていき、彼女たちの普段のやり取りや日常をもっと楽しんでいただけると思います。現時点で多くをお話することはできないんですが、まずは10月からのアニメを見ていただいて、そこからゲームをプレイしていただきたいです。ぜひこの順番で。
――最後に、全世界のみなさんに向けてのメッセージを。
小倉:えっ!? そんな壮大な考えはなかったです(苦笑)。
そうですね……アニメとゲームを合わせて、ひとつの「ぬるぺた」という作品としてお楽しみください。そこから、さらに作品世界が広がっていくとうれしいですね。すごいことをやっていない分敷居が低く、流し見でも楽しめると思いますので、まずはアニメ版からご覧ください。
はと:「これが日本の姉妹か!」と世界の人に思ってもらえるようなユーモア溢れる作品に育ってくれたら本望です。