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2019.11.22

OP主題歌「#NULL!*Peta」配信開始記念! 岸田勇気さん、やしきんさんインタビュー!

ぬる(CV.和氣あず未)とぺた(CV.上田麗奈)が歌うOP主題歌「#NULL!*Peta」が本日より配信開始いたしました! これを記念して作曲・編曲を担当した岸田勇気さんと作詞を担当したやしきんさんにお話を伺いました。

--「ぬるぺた」という作品に対する印象はどのようなものですか? また、配信中の本編はご覧になられましたか?
岸田 一見ほのぼのした印象で日常系アニメ的な世界観ですが、奥が深くメタ的なユーモアもあり、大変奥行きがあるアニメだという印象です。
もちろん毎話楽しみに拝見しております。

やしきん わちゃわちゃとしたコメディタッチのやりとりが多いのですが、その中に垣間見える違和感・不穏さが考察欲を刺激する作品だなと感じました。本編はアニメーションとしての演出・作画がとても良く短い尺でも非常に見ごたえがありました。

--「#NULL!*Peta」作、編曲にあたり、心がけたポイントや、特にここに耳を傾けてほしい、という聞きどころはどこでしょうか?
岸田 サウンド感に関しては、ピコピコした感じ等出来るだけ生音を出さないように、ぬるぺたの世界観に合わせたサウンドを目指しました。また、一見楽しく明るい曲に見せつつもイントロやBメロに少しアクセントになるようなコード進行をつけて、一味違う感じに仕上げてます。

やしきん 自分は文系(経済学科)出身の人間なのですが、本作品は本編中のセリフでも理系ワード頻出ですので、きちんとかみ砕いて歌詞に生かせるよう代表的な単語をひとさらいしてから作詞にあたりました。意味的にも口なじみ的にも良いものになるよう努めましたのでご注目いただければ幸いです。

--アニメ「ぬるぺた」はクランチロールで全世界配信されていますが、海外市場を意識されたところはございますか。
岸田 最近のFutureBass(音楽ジャンル)ぽいサウンドは取り入れたいと思い、そういった音色は取り入れてます。

やしきん 日本語での作詞ですので特別意識してはいませんが、音としての言葉のハマり方には強くこだわっておりますので言語圏を超えた語感の良さとして伝われば幸いです。

--和氣あず未さん、上田麗奈さんの歌声が入り、仕上がった楽曲の手応えを教えていただけますでしょうか。
岸田 もともとデジタルなサウンドを目指していたので、歌声が入ったことにより逆に「生」っぽさが出てきて、この絶妙な感じに落ち着いてすごい良かったと思いました。Bメロ(ラップ部分)なんかはイメージ通りでテンション上がりました。

やしきん 本楽曲は2番で活舌大運動会といって差し支えない高難易度のパートがあり、いくらお二人といえどこれは苦戦するだろうと試練を課す神視点のようなおこがましいことを考えていたのですが、お二人ともサクサクと歌いこなし何ならニュアンスの詰め方を試行錯誤されていて「流石…調子のってすいませんでした…」という気持ちになるほどの仕上がりとなりました。

--レコーディング時のエピソードがあれば教えて下さい。
やしきん “ぬる”はテンション高めに明るく歌うのが似合う分曲との相性も良く、歌唱の方向性決定から録音までおそろしいほどスムーズに進みました。“ぺた”に関しましては人間のぺたとして歌うかロボとして歌うか、そしてロボとして歌う場合ニュアンス付けはどうなるかといった部分を会議しながら録音させていただきました。結果的には「本編中セリフにおいて人間とロボで声の出し方や演技としての差異は基本的につけない」ということで歌唱もそこは意識せず”ぺた“として歌っていただきました。

--妹の“ぬる”と姉の“ぺた”、どちら派ですか?
岸田 ぺた派ですが料理は任せたくないですね(笑)

やしきん どちらかというと面倒をみたい派なので“ぬる”ですかね。

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